切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!(gooblogから引っ越しました!)

結局、相撲界をアシストしたメディアの罪


やくみつるが吠えようが、内館牧子が睨まれようが、あの朝青龍バッシングはなんだったのかと思えるほどの、相撲人気。わたしは、朝青龍に何の関心もないのでどうでもいいのだけど、曖昧にしてはいけない問題がどこかへいってしまいましたよね。あの殺人事件の落とし前の話ですよ!朝青龍が勝った負けたで浮かれ騒ぐより、この問題についてはっきりできないのなら、相撲なんて終わったってかまわないと思いますけどね、わたしは。

朝青龍“天敵”内館委員に闘志メラメラ(スポーツニッポン) - goo ニュース

結局、ちょっとしか話題に上らなかったけど、殺された時太山の事件がもみ消されそうになった背景には、日本の検死体制の貧しさがあるということを、『焼かれる前に語れ』という本で知りました。

この本によると、日本の変死体が司法解剖される比率はなんと9%!オーストリアでは100%司法解剖されるそうですが、時太山事件の起きた愛知県ではわずか2%あまりで、問題の根深さが伺えます。

おまけに、運良く司法解剖されたとしても、現在の貧しい司法解剖の予算では正確な検死がなされているかも定かではない。

パロマの湯沸しの事件も亡くなった青年の両親が司法解剖を警察に懇願したにもかかわらず断られたというし、被害の広がりを防ぐための行政のインフラが整備されていない現状で、裁判員制度なんか導入しても冤罪が増えるだけではないですかね?

とにかく、この本は必読の書です。

なんで保険金殺人が後を絶たないのかがよくわかったし、死人に口なしといわんばかりに、犯罪が隠蔽されていく社会システム。

とりあえず、自分に照らして言えば、一人暮らしで変死体で発見されても、真相は究明されないのがオチでしょうね、きっと。

そんなわけで、ちょっと話がそれたけど、メディアは時太山事件の真相究明こそ熱を入れてやるべきで、朝青龍の視線の先なんか追ってる場合ではないでしょう。

ご遺族は今の相撲報道をどう思ってらっしゃるのでしょうか?

焼かれる前に語れ
岩瀬博太郎,柳原三佳
WAVE出版

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